蓄電池コラム

深夜の安い電力を使える蓄電池

公開日:2018.7.6 / カテゴリ:蓄電池

電力のことを自身でも考える時代に

世界中の先進国は人々の生活における利便性の追求や生活の質を高めるために日々努力を重ねてきました。
その反面限りある地球の資源が枯渇してきたり環境破壊に繋がる結果も生み出してしまっているのです。

日本においても自身などの自然災害を経て、限りある電力などの使用を見直す機会が増えており、電力の自由化に伴って企業だけでは無く、一般家庭においてもどの様な電力会社のどのサービスを選択するのかなどを真剣に考える人も増えているのです。

蓄電システムによる節約とECOな生活

電力会社においても昼間の電力需要のピークを下げる努力は求められるようになり、昼間の電気料金を高くする反面、夜間の電気料金を格別に安くした時間帯別料金プランなどを企業や一般家庭に向けて提供する会社も増えています。

このサービスによって利用する側としては、昼間の電力使用を可能な限り減らして夜間に電力使用を増やせば毎月の電気料金を引き下げることが出来るメリットもあるのです。

夜間の安くなった電力を効率よく使用する為には夜間の電気を貯めて昼間に使える蓄電池の使用が欠かせませんが、近年は住宅メーカーなども蓄電システムを組み込んだスマートハウスの提案を行う様になっています。

このシステムを使用すれば電気料金が安く設定されている夜の時間帯に電力の一部を蓄電システムに貯めておいて、電気料金が高くなってしまう昼間の時間帯において蓄電システムで貯蓄された電力を優先的に使う事が可能なのです。

システムを切り替えるタイミングや時間は、タイマー設定が可能なために利用している電力会社の時間帯別料金メニューに基づいて効率よくお得に電力を利用する事が可能になります。

効率よく限りある資源の有効活用

消費者側としても日々必ず使用しなくてはならない電力を、電気料金の安くなった夜間に貯蓄したモノを使用する事で電気代を節約することが可能になります。

電力会社としても消費者が利用した蓄電池の電力の分は電力使用がピークになる時間帯の消費電力を削減することが可能になるために双方にとって利益のあるシステムであり、サービスであると言えるのです。

近年は電力使用量を監視や制御できるビル向けエネルギー管理システムや家庭向けエネルギー管理システムなども提供されており、それらと組み合わせて使用する事によって蓄電システムからの供給電力量に基づいて使用する空調や照明などを調整したり、太陽光発電からの供給電力とのバランスを取ることも可能になるのです。

個人家庭の消費者もこれらのシステムやサービスを組み合わせて賢い利用を行う事が、日々の電気代を抑えるだけでは無く限りある資源を有効に効率よく使用する事にも繋がる新しい時代のシステムであると言えます。

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