蓄電池コラム

ソーラーパネルで発電した電力を蓄えることができる蓄電池

公開日:2018.6.21 / カテゴリ:蓄電池

日中でないと発電ができない太陽光発電

再生可能エネルギーとして注目されているソーラーパネルを使った太陽光発電ですが、太陽光発電の欠点として、日中でないと発電ができないということがあります。

太陽光発電を販売している業者には年間光熱費ゼロと謳っていますが、これは光熱費であり外部の電気を使用していないというわけではありません。太陽光発電で発電された電気は電力会社に売却し、その売却したお金で発電できない間の時間の電気を賄うというものです。

光熱費だけでみれば相殺されるので電気料金を支払わずに済みますが、日中の余剰電気が夜間に使用するぶんだけの電気を発電できなければ、電気料金がゼロになることがないことに留意する必要があります。

また太陽光発電で発電できる電気ですべての家庭内電気をまかなえるわけではありませんから、停電時に電気が使えない場合もあります。

発電した電力を貯める

このような非常時に使えるようにしたのが蓄電池です。蓄電池というのは簡単に言えばバッテリーとも呼ばれるもので電気を蓄えておく装置です。

電池には一次電池のように乾電池などのような使い捨てのものと二次電池と呼ばれる充電が出来るものの2種類があります。

蓄電池は二次電池にあたり充電することが可能です。一方で、太陽光発電で使われるものでは大容量のものが使われています。

選ぶさいのポイントはこの容量で、容量が大きいほど長時間にわたって電気を使用することができるメリットがあります。

ただ容量が増えるほど大型化し、また価格も高くなるため予算に見合ったものを購入する必要があります。

蓄電池で夜間や非常時の電力確保

蓄電池の使い方はとしては夜間の安い電気を貯めて、日中使うというものですが、太陽光発電と併用することでより電力会社から購入する電気量を減らすことができます。

つまり、日中はソーラーパネルで発電された余剰電気を貯め、夜間には安い電力料金の電気を貯めておくというものです。もしソーラーパネルでの発電された電気だけで1日に使用する電気の量を充電することができれば、電力会社から電気を購入しなくて済みます。

また電力会社からの電気の供給がなくても電気を使う事が出来ますから停電にも強くなり、災害時の不便さを軽減することができます。

蓄電池は安定した電気を供給するため電線などへの落雷による過電流の被害を防ぐこともできます。

一方で寿命があるため、永遠に使えるものではなく充放電を繰り返すことで容量が低下していきます。

一般には5000回から8000回または10年が目安ですが設置する費用対効果を考えると電気代を安くするというよりも停電に強い家にするといった用途で主に使われています。

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